ノウハウ 執筆者:武藤 尭行 約14分で読めます

HP BOOSTERとは?「作って終わり」のLP制作を終わらせるAI LP制作・分析プラットフォーム

この記事の要点

・HP BOOSTERは、AIによるLP・Webサイトの自動生成から、アクセス解析・ヒートマップ・A/Bテストによる改善までをノーコードで一元管理できるプラットフォーム。 株式会社Iteraが提供 ・LP制作の本質的な課題は「作った後」にある。 公開して終わりでは、CVRが低い原因も、直すべき箇所も分からない ・改善に必要なデータを揃えるには、通常3〜4種類のツールを積み上げることになる。 解析・ヒートマップ・A/Bテスト・CMSで月額数万円規模、しかも管理画面が分散する ・Claude CodeやCodexでのLP制作は強力だが玄人向け。 実装できても、解析基盤・ヒートマップ・A/Bテスト・CMSは別途自分で組む必要がある ・HP BOOSTERはこの3つの課題を1つで解決する設計。 生成・計測・改善・発信を同じ管理画面に統合 ・2026年7月にブログCMSとAI SEOライティング機能を追加。 LP制作から集客コンテンツまで一気通貫に ・完全ホワイトラベル(OEM)対応。 代理店・制作会社が自社ブランドで提供できる

HP BOOSTERとは、株式会社Iteraが提供するAI LP制作・分析プラットフォームです。URLまたはテキストを入力するだけでAIがランディングページやコーポレートサイトを自動生成し、公開後のアクセス解析・ヒートマップ・A/Bテストまでをノーコードで一元管理できます。

2026年4月のβ版リリース以降、代理店・制作会社を中心に導入が進み、7月にはブログCMSとAI SEOライティング機能を追加しました。本記事では、なぜLP制作に「作った後」の仕組みが必要なのか、既存の選択肢の何が課題なのかを整理したうえで、HP BOOSTERの位置づけを解説します。

LP制作の本当の課題は「作った後」にある

LPは公開した瞬間から改善対象になります。ところが多くの現場では、公開が終着点になっています。

LP制作の依頼と納品は、通常こう進みます。要件をヒアリングし、構成を作り、デザインを起こし、コーディングして公開する。ここで案件は完了です。

しかし広告を回してみると、想定していたCVRに届かないことは珍しくありません。そのとき必要になる問いは、制作段階では答えられないものばかりです。

これらはすべて、公開後のデータでしか分かりません。そしてデータを見ないまま「なんとなくデザインを変える」「コピーを直感で書き換える」という改修を繰り返すと、良くなったのか悪くなったのかも判別できないまま、広告費だけが消えていきます。

LP制作の成否を決めるのは、作る工程の完成度ではなく、公開後に何回、根拠のある改善を回せたかです。「作って終わり」のLPと「作った後に測って直せる」LPでは、半年後の成果がまったく変わります。

課題1:改善に必要なデータを揃えるとツールが積み上がる

解析・ヒートマップ・A/Bテスト・CMS。役割が違うため、通常は複数のツールを契約することになります。

「作った後」に必要な機能を並べると、次のようになります。

必要な機能

分かること

一般的な調達方法

アクセス解析

流入数、流入元、直帰率、CV数

GA4など

ヒートマップ

スクロール到達率、クリック箇所、熟読エリア

専用ツール

A/Bテスト

2案のどちらが成果を出すか

専用ツールまたは実装

CMS・更新機能

公開後の文言・画像の差し替え

制作会社への依頼または別CMS

集客コンテンツ

広告に依存しないオーガニック流入

ブログCMS+執筆体制

ここで3つの負担が発生します。

費用の積み上がりです。ヒートマップツールもA/Bテストツールも、無料枠は計測できるPV数やページ数に上限があり、実務で使う規模になると有料プランが前提になります。個々の単価は数千円から数万円でも、複数を積み上げれば月額のコストは無視できない水準になります。

管理の分散です。GA4の画面を見て、ヒートマップツールの画面に移り、A/Bテストの結果は別のダッシュボードで確認する。データが別々の場所にあるため、「スクロール到達率が低いセクションのCVRへの影響」といった横断的な分析には手作業の突き合わせが必要になります。

運用のハードルです。ツールを契約しても、タグを正しく設置し、イベントを設定し、レポートを読み解ける人がいなければ機能しません。中小企業や店舗、あるいは制作を主業務とする会社にとって、この運用体制を持つこと自体が負担になります。

結果として何が起きるか。「ツールは契約したが、誰も開いていない」「GA4は入れたが、CVR改善に使えていない」という状態です。データを取る手段は増えたのに、改善サイクルは回っていない。これが多くの現場の実態です。

課題2:AIコーディングでのLP制作は強力だが、玄人向け

Claude CodeやCodexを使えば、確かにLPは作れます。ただし「作れる」と「運用できる」の間には距離があります。

近年、Claude CodeやOpenAI Codexといったコーディング支援AIを使ってLPを実装する方法が注目されています。実際、指示を出せばHTMLとCSSが生成され、動くページができあがります。エンジニアやコードを読める人にとって、これは強力な選択肢です。

ただし、実務でLPを運用する視点で見ると、いくつかの現実があります。

第一に、前提スキルが要ります。プロンプトを書けば動くコードは出ますが、出力されたコードの妥当性を判断し、崩れたレイアウトを直し、レスポンシブ対応を検証するには、フロントエンドの基礎知識が必要です。エラーが出たときに、自力で切り分けられるかどうかが分かれ目になります。

第二に、時間がかかります。「数分でLPが完成」というデモは、シンプルな1枚ページの話です。実際の案件では、要件のすり合わせ、複数回の修正、デザインの調整、フォームの実装、公開環境の準備が発生します。AIが生成の一部を担っても、全体の工数がゼロになるわけではありません。

第三に、コストがかかります。AIコーディングツールの利用料に加え、ホスティング環境の費用、独自ドメインの設定、SSL証明書の管理。加えて、実装を担当する人の時間そのものが最大のコストです。

そして第四に、これが最も見落とされる点ですが、生成されるのはLPだけです。アクセス解析の設定、ヒートマップの導入、A/Bテストの仕組み、公開後に非エンジニアが文言を差し替えられるCMS。これらは自分で組むか、別途ツールを契約することになります。つまり課題1がそのまま残ります。

AIコーディングは、技術力のあるチームが自由度の高いページを作るには最適な手段です。一方で、「LPを量産し、公開後に測って直し続けたい」という運用目的に対しては、必要な周辺環境を自分で揃える前提のアプローチだと理解しておく必要があります。

HP BOOSTERとは|生成から改善までを1つに

AIによるLP自動生成と、公開後の解析・ヒートマップ・A/Bテストを、同じ管理画面に統合したプラットフォームです。

HP BOOSTERは、URLまたはテキストを入力するだけで、AIがランディングページやコーポレートサイトを自動生成するSaaSです。2026年4月にβ版をリリースし、AIとチャットしながらページを組み立てられる設計になっています。

しかし、このツールの本質は生成機能ではありません。公開した後にデータを取り、改善するまでを同じ場所で完結できることが中核の価値です。

前述の課題に対して、次のように対応します。

つまり、LP制作ツールと分析ツールを別々に契約して運用する構成を、1つのプラットフォームに置き換える発想です。

主な機能

生成・計測・改善・発信の4領域をカバーします。

機能1:AIによるLP・Webサイト自動生成

URLまたはテキストを入力すると、AIがランディングページやコーポレートサイトの構成・コピー・デザインを生成します。AIとチャットしながら修正を重ねられるため、要件を文章で伝えるだけでページが形になります。

機能2:アクセス解析

流入数、流入元、直帰率、コンバージョン数といった基本指標を、生成したページと同じ管理画面で確認できます。別のツールに移動する必要がありません。

機能3:ヒートマップ

スクロール到達率、クリック箇所、熟読されているエリアを可視化します。「どのセクションで離脱しているか」「CTAは見られているのか」という、CVR改善に直結する問いに答えるためのデータです。

機能4:A/Bテスト

ファーストビューのコピー、CTAの文言、セクションの順序など、2案を比較して成果の高い方を判断できます。感覚ではなくデータで改修を決められる仕組みです。

機能5:ブログCMS・AI SEOライティング(2026年7月追加)

LP・Webサイトと同一ドメイン上でブログを構築・運営でき、AIが競合分析から記事執筆、LLMO(AI検索)最適化まで支援します。

この機能が追加された背景には、「LPは作れたが、集客するコンテンツを継続的に作る体制がない」という課題があります。広告に依存しないオーガニック流入、とりわけ検索エンジンと生成AI検索(AI Overviewsやチャット型AI経由)を見据えたコンテンツ資産の構築が不可欠になっているためです。

なお、このAI SEOライティング機能は単独提供にも対応しています。既存のCMSを運用中で、記事制作だけを効率化したい場合の選択肢です。

機能6:SNS投稿連携

Googleビジネスプロフィール、Instagram、X、Facebook、Threadsの5つのプラットフォームへの投稿を、HP BOOSTERの管理画面から一括で作成・予約・分析できます。媒体ごとに管理画面を行き来する手作業を削減する機能です。

機能7:完全ホワイトラベル(OEM)対応

代理店・制作会社が、自社ブランドでLP制作・分析サービスを提供できます。クライアントに提供する管理画面を自社ブランドで構成できるため、既存のWeb制作事業に「作った後の改善」というメニューを追加できます。

3つの選択肢を比較する

「制作会社に依頼」「AIコーディングで自作」「HP BOOSTER」を同じ観点で並べます。

観点

制作会社に依頼

AIコーディングで自作

HP BOOSTER

必要なスキル

不要

フロントエンドの基礎知識

不要(ノーコード)

制作スピード

数週間〜

数時間〜数日(習熟度による)

AIが生成

デザインの自由度

高い

高い

テンプレートとAI生成の範囲

公開後の文言修正

都度依頼(費用発生)

自分で編集

管理画面で編集

アクセス解析

別途設定

自分で実装

標準搭載

ヒートマップ

別途契約

別途契約

標準搭載

A/Bテスト

別途契約・実装

自分で実装

標準搭載

ブログ・コンテンツ

別途CMS

自分で実装

標準搭載

管理画面

分散

分散

一元管理

制作会社への依頼は、デザインの作り込みが必要な案件では今も最適です。AIコーディングは、技術力があり自由度を最優先する場合に強力です。

HP BOOSTERが向くのは、「LPを作り、公開後にデータを見て改善を回し続けたい」という運用目的が明確なケースです。作る速度そのものより、作った後のサイクルを止めないことに価値を置く設計になっています。

どんな企業に向いているか

「作った後」に課題を感じている組織に適しています。

向いているケース

他の選択肢が適するケース

使い方の流れ

4ステップで、生成から改善のサイクルに入ります。

ステップ1:生成 URLまたはテキストで、作りたいページの内容を入力します。AIとチャットしながら構成・コピー・デザインを調整します。

ステップ2:公開 ノーコードで公開まで完結します。解析・ヒートマップの計測は最初から有効なため、タグの設置やイベント設定の作業は不要です。

ステップ3:計測 公開後、アクセス解析でCV数と流入元を、ヒートマップでスクロール到達率と離脱箇所を確認します。ここで「どこを直すべきか」の仮説が立ちます。

ステップ4:改善 仮説をもとにA/Bテストを実施し、成果の高い方を採用します。あわせてブログCMSでコンテンツを追加し、広告以外の流入経路を育てます。

重要なのは、ステップ3と4を繰り返す設計になっている点です。1回作って終わりではなく、毎月データを見て直す。この反復こそが成果を作ります。

よくある質問(FAQ)

Q1. HP BOOSTERはどんなツールですか?

AIによるLP・Webサイトの自動生成から、公開後のアクセス解析・ヒートマップ・A/Bテストまでをノーコードで一元管理できるプラットフォームです。制作ツールと分析ツールを別々に契約する構成を、1つに統合する位置づけになります。

Q2. コードが書けなくても使えますか?

使えます。ノーコードで生成から公開、公開後の編集まで完結する設計です。フロントエンドの知識は前提としていません。

Q3. すでにGA4を使っています。重複しませんか?

用途が異なります。GA4はサイト全体の分析基盤として引き続き有用で、HP BOOSTERの解析は生成したページの改善に直結した指標を同じ画面で見るためのものです。ヒートマップとA/Bテストは、GA4だけでは代替できない機能です。

Q4. Claude CodeでLPを作るのと、どちらがいいですか?

目的次第です。デザインの自由度と実装の柔軟性を最優先し、技術的な対応ができるチームがあるならAIコーディングは有力です。一方、公開後の計測・改善の環境まで含めて短時間で立ち上げたい場合、それらを自分で組む必要がないHP BOOSTERのほうが早く運用に入れます。「作れること」と「運用が回ること」を分けて考えてください。

Q5. 代理店として顧客に提供できますか?

できます。完全ホワイトラベル(OEM)に対応しており、自社ブランドでLP制作・分析サービスを展開できます。制作の受注に加えて、公開後の改善支援という継続的なメニューを持てる点が特徴です。

Q6. 料金はいくらですか?

プランと提供形態(単独利用かホワイトラベルか)によって異なります。最新の料金体系は公式サイト(hp-booster.com)でご確認ください。

Q7. 記事作成機能だけを使うことはできますか?

AI SEOライティング機能は単独での提供にも対応しています。既存のCMSを運用中で、記事制作の効率化のみを目的とする場合の選択肢です。提供形態の詳細は公式サイトをご確認ください。

まとめ:LPは「作る」より「直し続ける」ほうが難しい

LP制作の成果を決めるのは、公開までの完成度ではなく、公開後に何回、根拠のある改善を回せたかです。ところがその改善には、解析・ヒートマップ・A/Bテスト・CMSという複数の仕組みが必要で、個別に揃えると費用と管理が積み上がります。AIコーディングで自作する道もありますが、生成できるのはLP本体であり、計測と改善の環境は別途用意することになります。

HP BOOSTERは、この「作った後」の環境を最初から1つにまとめたプラットフォームです。AIが生成し、公開と同時に計測が始まり、ヒートマップとA/Bテストで直すべき箇所が分かり、ブログで流入を育てる。同じ管理画面で、このサイクルが止まらない設計になっています。

LPを作ったあと、次に何を直すべきか分からない。そう感じているなら、それは制作の問題ではなく、測る仕組みがない問題です。詳細と最新の機能は、公式サイト(hp-booster.com)をご確認ください。

サービス概要

※本記事に記載の機能・提供形態は2026年8月時点の公開情報に基づきます。最新の内容は公式サイトをご確認ください。

#LP制作#HP制作#Webサイト制作#HP BOOSTER#ノーコード制作
武藤 尭行
この記事の執筆者 武藤 尭行

株式会社Itera代表取締役(創業者)。大学卒業後、ブランディングテクノロジー株式会社にてSEMセールスとしてキャリアを開始。2年間で500サイト超のSEOに従事し、3年目にメディアCMS・SEOコンサルティングの新規事業を立ち上げ、30以上のメディア構築を主導。4年目にSEM営業部長へ昇格し、同年25歳で株式会社トライハッチを創業。MEOツール「MEOチェキ」を国内外10万店舗に導入されるSaaSへと成長を牽引し、ベクトル、GMO TECHと上場企業への2度のM&Aを経験。2026年、AI検索時代の到来を受け株式会社Iteraを創業。AI検索引用計測SaaS「LLMOチェキ」を展開し、SEO・MEO・LLMOと一貫して「検索×計測」領域を12年にわたり開拓し続けている。

LPの「つくる・直す・測る」を、AIで。

HP BOOSTERは、AIによるLP生成から修正・分析・改善までひとつのツールで完結するプラットフォームです。

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